日産は自己破壊へ進むつもりなのか?
日産、取締役会からルノー排除へ 利害不一致の事案の際(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
この企業にカルロス・ゴーンがやってきたとき、有利子負債は2兆1千億円だった。
役にも立たないマネジメントが会社を倒産させるところまで放置したのだ。
当時の日産の衰退に関して、バブル崩壊とか円高とか終身雇用とかと言われていたが
ゴーンのみが”経営陣がなすべきことの優先順位が分かってないせいだ”と言った。
当時のマスコミは反ゴーン一色。これもスポンサーがらみなのか昨今のニュースと同じだ。
結局、ゴーンだけが正しい方向性を見つけられ、ゴーンだけが言うだけでなくやることができたから倒産しなかった。
ハッキリ言えば今日産があるのはすべてゴーンのおかげのみだ。
さて、ゴーンがいないとなると、おおよそ残っているのは倒産時とほぼ同じような人材と思われる。
利益や売り上げが下がっているのはゴーンショックなどではなく、
経営陣が優先順位を分かっていないせいだと筆者は考えている。
なぜなら、彼らはゴーンが進める方向性が正しいか調べるだけだったり、ゴーンが進めたいことを進めるコマなだけであって、とても優先順位を決め、正しい方向を見極められるとは思えないからだ。
優先順位が決められるのであれば、ゴーンを追い出すことにほとんど全精力をつぎ込んだりせず、今期の決算からの現実可能なリバイバルプランでも出しているはずだ。
ルノーとの駆け引きより、売り上げ増加のためのハッキリとした方向性を出しているはずだ。
そういえば、テレビでゴーン被告はパーティに7千万円もの費用を使い込んだ、などと言っていた。
このものは意図的に入れられていて、被告に悪いイメージをつけようとしたものだが、もちろん、スポンサーの意向というのもあるだろう。
こんなせせこましい仕事をしている暇など日産全社員にはないはずなのに。
今の体制になって失った金額は数千億円だそうだから、(罪かどうかは別として)現体制の方がまさにケタ違いに会社にダメージを及ぼしている。名前がゴーンショックというのも笑える。明らかに西川ショックだろう。
経営者が前回同様無能であるなら、同じことが繰り返されるはずだ。
前回もおかしくなってからおおよそ10年程でほぼ倒産。今回はまだほぼ10年ある。
10年後に前回と同じ状態になっても当然海外から有能な助っ人外国人はこない。
先は長いがどうなっていくのか興味はつきない